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【あんスタ】骨董忌憚を読んで家族愛に思いを馳せた

骨董忌憚で、氷鷹家をみていたら、「北斗は親から愛情をもらった子供だから、あれだけ自分に自信が持てるんだな」と思いました。
みか☆5イベにしたのは、この北斗と比較するためじゃないかと少し思ったので、考察していきます。
 

氷鷹家の愛情はあふれ出る水脈のごとく

ホッケーパパは、ほっちゃんという器に、あふれようがなんだろうが構わず、愛という水を注ぎ続ける。
最初はホッケーはあふれた水に慌てます。
注がれ続ける愛情に「もういらない!」と嫌気がさしたりもしています。
そこが反抗期なんですね。
 
でもそのうち、周りと接して、摩擦で汗をかくうちに、愛は乾いてくる、蒸発する。
自分の中の愛情が足りなくなります。
その時に自分がひびわれないで済むのは、親から無償の愛が注がれ続けているから。
そこで初めて、愛情の尊さに気づくものなんでしょうね、きっと。
 
無償というのが、親のすごいところです。
子供が何もしなくても、ただそこにいて息をしてくれるだけで、愛情という水をくれる。
 
その後ろ盾があるから、親から愛されて育った子は、いくら世間にもまれても乾かず、強くいられるのでしょうね。
 

影片みかはからからに干からびている

いっぽうみかちゃんは、「孤児院出身」という、親から愛情をもらえなかった典型的な設定を持っています。
自分にはさほどの影響力もないと信じて育ってしまっているのが随所から伝わる子です。
 
無償では愛されないから、愛される努力をしていないうちは、愛されなかった。
からからにひからびてしまっていました。
具体的に言えば、誕生日イベントの「クリスマスケーキと誕生日ケーキを一緒にされる」ような出来事ですね。
 
だから、求められたら無償でサインを配るし、お世話になった孤児院のことを何も考えずに公表する。
アイドルになってからはとても努力をしています。愛をもらうために。
 
 
しかし、そんなみかちゃんの努力はなかなかうまくいきません。
孤児院に恩返しがしたかったのに、宣伝過多や資金不足に陥らせるし。
2winkを守らなければ、という同調圧力に簡単に飲まれて、頻繁に2winkの地雷ふむし。
 
みかちゃんがいろいろ頑張るのは、何もしないと自分が誰からも愛されないと思っているから。
けど実際は、お師さんやなるちゃんをはじめ、今のみかちゃんのままで愛してくれる人はたくさんいるはずなんです。
この評価を、みかちゃん自身がなかなか信じていないために、空回りしているんじゃないかなあ、とも思います。
他人からの評価と自己認識を一致させるのって、大事だなあ…。
 

葵の家も、家族から愛をもらえなかった例だ

そういえば葵も、親がいないようなものだった……とふと思い出します。
 
ゆうたくんはひなたくんに愛をもらった(それこそ、北斗並みに)。
だから、北斗のように自分を売り出すことができる。
 
ひなたくんはみかちゃん側。
誰にも愛されなかったから、愛されるように器用さを身につける努力をした。
もしくは、ゆうたくんが愛されるように消えようとした。
自分が消えることは、ごみを捨てるようなもので、世界に何の影響も与えないんだと思っていた。
 

 まとめ

 

親から愛情がもらえない家のゆがみっぷりは半端じゃないですね。
それだけ、当たり前にもらえる愛情の一つ、ということなのでしょう。
普段意識しないものについて考えさせてくれるのが、物語のいいところですね。
 
反抗期って、幸せなんだな。
親から愛情をもらえている証拠なんだ。嫌になるほど。あふれるくらい。
あこがれるなあ。